ボディが小さいので細い道もへっちゃら

軽自動車は、全長3.4m以下・幅1.48m以下、高さ2.0m以下と法令で決められているので、これ以上大きく製造することはできません。

 

一方、普通車は、大きなものも製造できます。居住空間の広さや快適性を考えると、大きい車を造った方が、人気がでます。

 

しかし日本の道路は細い道が多く、中には歩道がないような路地もたくさんあります。このような道路では、小さな軽自動車が大活躍です!

 

大きいトヨタのハイエースなんかだと、小さいグレードでも、全長4.6m全幅1.695mありますから、立ち往生してしまう路地もあるでしょう。

 

細い道をスイスイ曲がるために必要なのは、車体の長さと幅が小さいことです。高さは関係ありません。

どのような軽自動車でも、軽自動車と名がついていれば、必ず全長3.4m以下・幅1.48m以下です。

 

普通車でこれより小さなものは、特殊なものでない限り見たことがありません。よって軽自動車は、日本の道路事情にしっかり合致した車だといえます!

 

軽自動車は独創的な魅力満載

軽自動車はボディサイズが規格で制限されているので、車内空間を広く取ろうと設計すれば、どのメーカーも似たようなシルエットになってしまいます。

 

したがって軽自動車を製造する各メーカーは他社との差異化を図るために独自の機能を多く盛り込んで軽自動車ならでは、の魅力を発揮させています。

 

現在、車内空間をもっとも広く設計しているのはスーパーハイトワゴンで、全高は1.7m以上と小型車ミニバンに匹敵するほどの車高を持っています。

 

 

しかし車幅や全長は規格ギリギリまで使っているので、どの車種も箱型のシルエットになってしまっていますが、その中でオリジナリティを強く打ち出しています。

 

たとえばダイハツのタントは助手席側のセンターピラーを取り外してドア開口部を広げたミラクルオープンドアを装備、ホンダのN BOXはガソリンタンクを床下に配置するセンタータンクレイアウトで車内空間をさらに広げ、スズキはスペーシアでライバル達を圧倒する低燃費を実現させました。

 

ボディサイズ規格は軽自動車の「縛り」ではあるけれど、同時に自由な発想とそれを実現できる制約でもあります。

 

基本的なプラットフォームがあれば派生車種を多く作れるので細かなニーズまで対応でき、小型車や普通車では販売できないニッチな車種も製造できます。ダイハツのコペンやホンダのS660はその代表的な例といえます。

 

ただし、魅力的な軽自動車が増えた分、車両価格も全体的に上がっており、最近では乗り出し価格が200万円を超える車種も多く販売されています。